こいつがキーツールです。
ASTROゲーミングヘッドセット「A40TR」と「MixAmpPro」を使用して、Discordでチャットする方法とわかりやすい接続図をまとめました!
↓↓ こちらの記事を先に読まれることを強くおすすめします。 ↓↓
本記事は、
アナログステレオミキサーを使って、高品質な音で「プレステ4、5とスカイプ/Discordの音を同時に聞きながらゲームをプレイする方法」を紹介します。
この記事、ずっと書きたかったんだけど、BF1や、CoD:IW発売と重なって、なかなか書くタイミングができなかったんですよ。やっと書ける、感無量です。
私は本記事をもってアナログミキサーを、「FPS3種の神器」の3つ目に認定しました!(ちなみにFPS三種の神器1つ目は「ゲーミングヘッドセット」、2つ目は「ゲーミングディスプレイ」)
ボイチャをしないボッチプレイヤーには3種の神器とは言えないかもしれませんが、チームプレイは大事ということで、勝手ながら神器に認定です。
ちなみに簡易版(コスト削減版)はこちらです。
「プレステ4とスカイプの音を同時に聞きながらゲームをプレイする方法」
この過去記事では「混合ケーブル(ステレオミニプラグ2分配ケーブル)」を使って、安価に「PS4/PS5 とDiscordの同時聞き」を実現するものです。
それではさっそく本題に行きましょう。
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今回の「PS4とスカイプ同時聞き」のポイント
今回の接続方法では「アナログステレオミキサー」を使います。世の中ではステレオミキサー、ステミキ、アナログミキサー、などとも呼ばれますが、どれも同じ機器をさします。Googleで検索する場合は参考にして下さい。
なお、本記事では「アナログミキサー」または略して「ミキサー」と呼びます。
まず最初に、先ほどの過去記事との違いも踏まえて、まずは本記事のポイントを説明します。
・PS4の音楽(ゲームの音)とパソコンのスカイプ(Skype)の音声を同時にヘッドセットから鳴らすことで、高音質でゲームをしながら友人とのボイスチャット(ボイチャ)を可能にする技を紹介
・今回紹介するアナログミキサーを使う方法により、ヘッドセットのスピーカーをしっかり鳴らすことができ、ノイズもほとんどない、高品質な音を実現
・ただし、「アナログミキサー」は以前紹介した「混合ケーブル」より値段が高いため、若干ブルジョア向けの機器構成
混合ケーブルよりもアナログミキサーはお値段が張ります。けど音質は抜群に良くなるのでおすすめです。混合ケーブルときの音質とぜんっぜん違います!音のもやもやが晴れてクリアになります。(ミキサーを使ってみなければ、「今もやもやしていること」に気付けないかもしれないというジレンマはあります。)
旧記事で紹介した混合ケーブルのデメリットは以下のものがありましたが、アナログミキサーを使うことでこのデメリットが完全に解消できます。
・混合ケーブルは、電流を単純に2分岐して流しているため、音量がオリジナルの半分になる(ホースを2分岐して水を流す状態)。元の音量で聞くためには、音源のボリュームを上げる必要がある。必要以上に音量を上げると、ホワイトノイズが気になる。
(ホワイトノイズ:無音でも聞こえちゃう「サー」っという音。本来聞こえない方がよい。)
・混合ケーブルは、物理的に導線を2股分岐して電流をそのまま流しているだけ。電流の逆流リスクがある。逆流とは「PS4の音源の電流」が「PCのヘッドホンジャック」に流れ込んでしまい、ヘッドホンジャックを破壊すること。(またはその逆に流れ込む。)
注:過去記事では、自己責任による混合ケーブルの使用をお願いしています。混合ケーブルの逆流リスクは、私はほとんど問題ないと考えていますが、逆流リスクを指摘する方も少なからずいます。
私が選んだおすすめアナログミキサーは「MACKIE マッキー MIX5」
今回の記事の主役です!いろいろ比較した結果、MACKIE マッキー 超コンパクトアナログミキサー MIX5を購入しました。王道ではベリンガー(BEHRINGER)などののアナログミキサーも選択肢に入ってくるんだけど、理由あってMACKIEにしました。比較したミキサーの情報はまた別の記事で書くよ。
アナログミキサーで同時聞きするメリット
アナログミキサーを使うことで、先ほどの混合ケーブルのデメリットを完全に解消できます。
・ミキサーはそもそも音源を混合することを目的とした機器。ミキサーそのものが電源を持っており、ミキサー部分で音源(音量)を増幅できる。ちょっとしたアンプのような役割も持つ。 → デメリット1つめを解消
・ミキサーはそもそも音源を混合することを目的とした機器。電流の逆流防止機構は当然備わっており、逆流リスクなし。ライブで使うアンプとの利用も想定している機器(というかもともとはそのための機器)なので、大電流(大音量)でも安全性が確保された仕様。 → デメリット2を解消
・ライブ利用を想定するような機器なので、音質も当然抜群に良い。メーカーや価格帯によって当然音質に差はあるが、混合ケーブルと比較すると、比べ物にならないレベルで音質は良い。 → さらに上乗せ付加価値ドン。
このように、安心、安全に、「同時聞き」を実現し、快適な音質でFPSをプレイできる便利グッズ、いえ、神器です!(笑)
論理的な接続図
いよいよ接続作業に入ります。以下の図の様に接続します。マル付き番号は後で書く「必要な機器」の番号に対応していますので併せて読んでくださいね。
必要な機器
番号は、先ほどの「論理的な接続図」に書いた番号に対応しています。
①ヘッドセット
②USBオーディオ変換ケーブル
③ミニプラグ・標準プラグ赤白ステレオケーブル 2本
写真は1本しか映していませんが、同じものが2本必要です。
④主役のアナログミキサー
⑤ミニから標準への変換プラグ
⑥任意:ヘッドホン延長ケーブル(ヘッドセットのケーブルの長さと、PC等の配置次第)
ヘッドホン延長ケーブルは、ヘッドセットのケーブル長と、ミキサー、PCの配置次第で必要になります。というか私は必要になりました。
オーディオケーブルはこのケーブルで延長できますが、マイクケーブルはこのケーブルでは延長できないので注意です。マイクのジャックやプラグにもちゃんと接続できるので、延長できそうに見えちゃうタチが悪い。マイクケーブルを延長する場合は、専用の抵抗が入っているケーブルを使わないとダメです。
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アナログミキサーを使ったPS4・Skype「同時聞き」の接続手順
今回は「同時聞き」構成の完成形を紹介しています。過去記事の「PS4コントローラーのノイズ対策」も一度に解決しています。気になる人は過去記事を読んでね。面倒な人は、本記事のとおりにやればOKです。
また、オーディオに詳しくない人にとってはちょっと複雑に見えるかもしれませんが、この場合も書いてあるとーりにやればOKです。
わかりやすいように、手順を段階的に説明していきますね。
まずは簡単なところから。下の図の、赤マル部分のマイクを接続する手順です。
1.ヘッドセットの「マイクプラグ」をPCの「マイクジャック」に接続する。
皆さんのPCのヘッドホンジャックと、マイクジャックを確認しましょう。私のPCは、手前の穴がマイクジャックです。
マイクジャックに、ヘッドセットのマイクプラグをさします。一般的には、マイクプラグは端子にピンクの色がついています。(ちなみにステレオオーディオプラグは緑)
以上!ここは簡単ですね(笑)。この調子で次に行きましょう。
わかりやすいように、次の手順もグルーピングして説明しますよ。次は図のこの範囲の手順です。
良くわからない人は、まず、PS4本体から出てくる「音の信号」を、「アナログミキサー」まで届けてあげることをイメージしてください。スタート地点がPS4で、目先のゴール地点がアナログミキサーです。PS4からアナログミキサーまでの「音の道」を作ってあげているイメージです。
「ミニプラグ・標準プラグ赤白ステレオケーブル」は2本ありますが、そのうちの1本目のみを使います。
2.PS4の「USBポート」に「USBオーディオ変換ケーブル」を接続する。
3.「USBオーディオ変換ケーブル」の緑のジャックに、「ミニプラグ・標準プラグ赤白ステレオケーブル」のステレオミニジャックを接続する。
接続すると全体はこのようになります。
拡大してみましょう。緑のジャックが音を出すステレオミニジャックです。こちらにさします。
4.「ミニプラグ・標準プラグ赤白ステレオケーブル」の赤白ケーブルのプラグを、「アナログミキサー」のLINE INの1組目に接続する。
私のマッキーのミキサーの場合は「LINE 2/3」が1セットのLINE IN になります。ここはわかり難いので要注意ですね。簡単に言うと、「IN」と書いてある、赤白の穴がセットになっているところにぶっさせばOKです。
赤白の同じような穴があっても「OUT」と書いてある部分にはさしてはダメです。OUTは出力側です。ここでは、PS4の音をミキサーにINPUT(インプット)してあげないといけないので、刺すのは「IN」です。
さて次のステップです。またまた手順をグルーピングします。次はこの範囲の手順ですよ。
今度はPCの音をミキサーまで届ける道を作ります。
ここでは「ミニプラグ・標準プラグ赤白ステレオケーブル」の2本目を使います。
5.PCのヘッドホンジャックに「ミニプラグ・標準プラグ赤白ステレオケーブル」のステレオミニプラグを接続する。
接続すると、全体はこのような形になります。
拡大して見てみましょう。PCの残りのジャックの方にケーブルをさすだけです。
6.「ミニプラグ・標準プラグ赤白ステレオケーブル」の赤白ケーブルのプラグを、「アナログミキサー」のLINE INの2組目に接続する。
LINE INの2組目にさしますよ。
この標準プラグを刺す感触がたまらなくイイ!受け側のジャックも、刺す側のプラグも剛性がある良いものなので、刺す感触がイイんです。
ここまでくればあと一息です!頑張りましょう。
次はこのグループの手順です。
この手順は、「ヘッドセット」側から、「アナログミキサー」に道を伸ばしていく手順で説明しますよ。これまでとは音の道を作る方向を逆にして説明します。(その方が分かりやすいから。)
7.「ヘッドセット」のステレオミニプラグに「ミニから標準への変換プラグ」を装着する。
がちゃーんと装着します。こちらも良い代物なので、刺す感触がイイ!
8.「アナログミキサー」のヘッドホンジャックに、先ほどの「ミニから標準への変換プラグ」を接続する。
右上部分の「PHONES」というヘッドホンのマークがある部分にさします。これが配線の最後の手順ですので、感触を味わいながらぶっ刺しましょう!(笑)
すべてをミキサーに接続するとこの状態になります。
以上で配線系の手順は終了です!
続いてPS4の設定をちょっとだけいじります。
9.PS4のオーディオ機器設定を変更する
PS4のメニュー、設定から、周辺機器の設定、「オーディオ機器」を開きます。
「出力機器」が「USBヘッドセットUSB PnP Sound Device)」になっていることを確認しましょう。この設定になっていなかったら、変更して下さい。
以上ですべて終了です!お疲れさまでした。
最高の音質でゲーム・ボイチャができる贅沢な時間に
この手順をすべて行えば、アナログミキサーを経由した最高の音質で、プレステ4とスカイプの音を同時にヘッドセットで聞けます。臨場感抜群のゲーム音楽や効果音、そして友人とのボイチャを楽しむことができますよ!当然、ヘッドセットのマイクからスカイプを経由して友人に声を届けることもできます。
3種の神器の3つ目、アナログミキサーおすすめです!
それでは!
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